goodbye_world_xox

 

先週金曜日、渋谷のスクランブル交差点に差し掛かるあたりで、心臓がばくばくと音を立て始めた。どうせパニック障害のアレだろう、とたかをくくって歩き続けたが、どうにも体が重くておかしい。汗が噴き出して、肋骨の中がひどく痛かった。駅の地下道で、ついに動けなくなった。Twitterで「だれか渋谷にいませんか」「たすけて」と呟いた。しゃがみこんでぜえぜえ息をする私を助けてくれた人の顔は、その時酸欠だったからか忘れてしまった。ごめんなさい、多分おばさまだったと思う。駅の救護室に運ばれ、渋谷付近にいた父に連絡が入った。父が迎えにきて、すぐに病院に搬送された。

 

カリウム血症だった。すぐに入院が決まった。父母がよくお世話になっている片田舎の病院で一泊か、二泊か、とにかく一度生活リズムと食事をとらせて文字通り体を"なんとかする"ための入院だそうだ。

 

簡単に言えば死ぬかもしれないらしい。

摂食障害になってから、こういう症状が出てくることは覚悟していたが、いざ「ほっとくと死にます」と言われるとぞっとした。いや、まあ、吐瀉物詰まらせて死ぬよりいいけどね。

死ぬのか。

死ぬのかあ。いやだなあ。会っておきたい人がいたし、このことを伝えたい人がいたけど、そういうのって未練がましくて余計死ぬ気がするんだよなあ。

でも死ぬ時って一人なんですね、心細い。

 

 

私は死ぬかもしれないのに、大きなプレゼンをする機会をもらった。

私は死ぬかもしれないのに、老舗のロリータメゾンの企画からお声がかかった。

私は死ぬかもしれないのに、今日も美味しくご飯が食べられない。

私は死ぬかもしれないのに、薬を飲んでずっと眠っている。

私は死ぬかもしれないのに、死ぬほど食べて死ぬほど吐いている。

私は死ぬかもしれないのに、あいたかったひとたちにはあえない。

 

まあそれって私がいてもいなくても世界が回るという嬉しい証明でもあるわけですが、せめてバケツリスト作ってそれを8割型消化してからそういうのきてほしかった。私まだやりたいことあるんですよね、たぶん。やり残したこと、あるんですよね、たぶん。だから今日も無理して梨むいて食べたわけで。

 

あの。このブログを見るかもしれないあなたにいっておきたいことがあって。なんかさいご微妙な感じになっちゃいましたけど、すごく愛してます。ありがとうございます。楽しかった。生きてていいんだった思えました。炒飯また食べたかったです。あなたがいたから死ぬのが惜しいんだと思います。あなたにかまってちゃんだと思われたくなくて言えなかったよ。ごめんね。大好きです。ごめんね。愛してます。

 

生きて帰ってくるぞー。